高金利政策はその国のファンダメンタルズによって決まる

インターネットの発展普及によって個人でも外国為替市場に容易にアクセスできるようになって外貨で資産運用をする人が増えています。

外貨で資産運用する場合一番注目されるのはもちろん外国為替市場での通貨同士の相場の変動です。
しかし外国通貨で資産運用する場合に注目を浴びるのが各国の金利です。
高金利の通貨で運用すれば高い利息を得ることが出来るからです。

高金利の通貨と言うのはその通貨を発行する国の中央銀行が高い政策金利を設定しています。
高い政策金利が設定される理由の第一は何と言ってもインフレを抑制する為です。
高金利の通貨を発行する国と言えば現在、ブラジル、トルコ、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどです。
高金利を設定する国は通常、内需が旺盛で経済成長率が高い国です。
こうした国の多くは新興国ですが、オーストラリアやニュージーランドのような先進国もあります。

内需が旺盛で経済成長率が高くインフレ基調というファンダメンダルズを持った国は通常高金利であるという特徴を持っています。
金利の水準等を決める金融政策は実体経済の状態によって決まって来るからです。
日本や多くの先進国は少子高齢化社会で内需が伸び悩んでいますので概ね低金利政策を採用しています。

人口が増えないと内需もなかなか増えません。
内需が増えないと設備投資などの産業投資が行われません。
産業投資が行われないとなかなか雇用が増えず、雇用が増えないと内需が増えません。

高金利を設定していると利息は企業にとってコストですから内需の少ない国では利益が出ず投資が増えなくなります。
この為先進国のような内需が伸び悩んでいる国では低金利政策を採用します。

逆に内需が増加し続けている国では投資需要が旺盛で生産資源などが高騰してしまい成長を阻害しかねません。
そこで設備投資を適切な量に抑えてインフレを抑制するために高金利の政策金利が採用されるのが一般的です。
その国の金融政策の在り方を決めるものは今も昔も需要と供給の両方に強く影響を与える人口動態に関連するファンダメンタルズです。

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